投稿者 しんたろう 日時 2000 年 8 月 7 日 2:38:27:
7月24日(月)
朝8時過ぎに目覚める。もう少し寝ていたい。気がついたら1時間経過。テレビをつける。映った。が、20秒で消滅。しょうがないからヒゲ剃り。10時出発。台南駅方面へ歩く。チャーハン屋台の看板が目に飛び込んできた。朝飯もまだだし、店のおばちゃんに頼むことに。ここ台湾では、料理を出す屋台は日本とは違って飲み物類がない。水もない。でも隣にある店で缶ジュースやお茶を売ってる。不自由しないシステムだ。隣でペットボトルのミネラルウォーターを購入。チャーハンは100円ぐらい。さあ観光に出発。
屋台の前でタクシーを拾う。駅前から市バスで行くことも考えたが、ここ台南は本数が少ないように思う。あまり頻繁に走っていないので待つ時間も惜しい。まず、安平古堡という17世紀に当時占領していたオランダ人が築いた要塞。当時はゼーランジャ城と呼ばれていた。この辺りは中心部からタクシーで10分ぐらいなのに、人も少なくのんびりしている。ただ、この要塞は観光名所なので、入ってみると子供がワンサカいる。監視塔のような建物に登ってみる。中はコンクリート製だ。入らないほうが情緒があったかもしれない。とにかく登るとガキんちょもついてくる。少し高いところから見下ろせるといった風情。裏庭はちょっとしたカフェになっていて子供さんを連れてきた親御さんがくつろいでいる。城の内部の展示もあっという間に見学。土産物屋で絵葉書を買った。観光客はウインドー
ショッピングはすれども買わないので、おばちゃんもヒマそう。ここから少し南へ行くとレンガ製外壁が17世紀当時のままの姿で残されていた。木が絡み付いていて面白い。地元の観光客が壁に開いた穴を抜けて行く。なにかご利益があるのかも。このレンガと修復された城の外壁を見比べると370年前のいにしえが頭をもたげる。古堡に隣接している台南市永漢民芸館へ。古堡の半券で入場可能。オランダ統治時代の歴史を紹介しているが、内部は暗く汚い感じだ。とりあえず一周。面白みに欠けるので退散。外に出て南側に安平天后宮という名の神社がある。外観も内装も壮麗な造りをしている。東に進路をとり、古市街へ。古い町並みがズラリあり、地元民が礼拝する神社も見つけた。みんな信心深い。裏通りを散策後、台湾開拓資料館に向かう。台湾にも原チャリ通行量がこれほどまでに少ない道があるのか、と思うほどのんびりしている。徒歩2分ほどで到着。外観はコロニアル調の建築で少し期待が膨らむ。窓口に人がいない、と思ったら、おばちゃんが入り口で座
ってる。中に入ると兵馬庸がある。確か中国の西安にあるはずだが・・。ここは良くクーラーが効いている。開拓資料館は「3級古墳」と記されている。展示も3級のようだ。戻り道沿いの郵便局で日本の知り合いにエアメールを出す。台湾の郵便局は日本のとそっくりで郵貯なんかもやってるようだ。郵便局考察に関しては後ほど触れるので、話を進める。地球の歩き方の地図によると、億載金城という清朝末期に抗日戦用の要塞として建てられた西洋式砲台は歩いても行けそうな感じで書いてある。ただ地図には矢印があるのみで正確な位置は不明。暑さもきつくなってきた。台南運河にかかる橋を越え、ひたすら歩く。
「億載金城」と書いた看板が見えるので、その指示に従う。橋を渡るとさらに通行量が少なくなる。歩いてもアルイテモなかなか着かない。タクシーも通らないようだ。暑さと格闘しながら歩いていると、突然天使(?)が現れた。原チャリの後ろに「乗ってけ」と英語で話し掛けてきた。お言葉に甘え「ニケツ」する。目的地までバイクで走ると速い。1分ぐらいで到着。親切な人は「何分ぐらいで見終えますか」と聞いてくる。2、30分ぐらいかなと答えると、「その時間に迎えに来ますよ」とうれしい一言。原チャリ兄ちゃんは颯爽と去って行った。億載金城に入ると、場内は一面だだっ広い草地で奥の方に砲台が並んでいる。ここは運河に囲まれているため、お弁当でも持参すれば木陰でゆっくりくつろげるところだ。油絵を描いている人がいる。いくつか前に並べて商売もしているようだ。
何事もなかったように通りすぎる。メインディッシュを早く食べてしまうと、もったいないので砲台にはゆっくり時間をかけて接近する。想像していたとおり「大きいなぁ」の一言で終了。出て行こうとすると、地元民カップルの男性から「写真撮ってください」と日本語で頼まれる。変わりに私の写真も撮ってもらった。こちらに来て初の自分が被写体になった写真だ。まだ20分しか経っていない。入り口隣のジュース屋でラムネ発見。発音も「ラムネ」そのままだ。こんなところにも日本統治時代のなごりを感じる。冷たかった。ちゃんとビー玉も入っているのがうれしい。ラムネを飲みながら、原チャリ兄ちゃんは本当に親切心でバイクに乗せてくれるのか、それともそうではないのか、を考える。4年以上前に台北に来た時にも同様の体験をしているので、多分大丈夫だろうなどと思案していると、兄ちゃん登場。「次はどこに行くのか?」と聞かれたので、街の中心部に戻りたい旨を伝える。昼食は食べたか?と聞かれ、「ノー」と答えると美味しいところに連れて行ってくれるそうだ。店に着いた、というので見てみると昨日行った台南担担麺の店だ。しかし今日は閉まっている。もう一度食べたかっただけに残念。次に向かったところが台湾風肉まんを出す店。ここで兄ちゃんとお別れだ。僕が疑ったことは許しておくれと心の中でつぶやきながら、握手で別れる。3個頼む。肉まんにタレがかかっていて美味しい。スープもサービスであっさりしてる。3分ほどで店を後にし、台南地方法院へ向かう。日本時代の3大建築のひとつであり、今でも裁判所として使われている。うーん、これもコロニアル調で美しい。
帰り道、喫茶店で一休み。珈琲○氷と書かれたものを注文。この店は内装は喫茶店だが、変なことにウエイトレスがきわどいドレスを着ている。ただ値段は普通なのでスナックではなさそうだ。一服していると、ウエイトレスがこちらをジロジロ見てる。近寄って話し掛けてきた。が、中国語は分からないと英語で答えると、彼女はちょっと待ってというしぐさで去ってしまった。珈琲○氷がテーブルに。想像を裏切られた。シェイクのようだが氷が混じっている。パフェのようにも着飾っている。冷たくてノド越しがいい。そのうちウエイトレス嬢が再登場。今度は普段着を着た友達も連れてきた。英語で会話かと思いきや筆談の開始だ。友達が質問を次々と紙に書き私に見せる。「どこからきた?」「ひとりで旅行?」「彼女はいるの?」など矢継ぎ早だ。ウエイトレス嬢が藩さん、友達は邱さん
とおっしゃるそうだ。邱さんは「わたし、ドラエモンみたいにかわいいでしょう」と日本人的にはリアクションに困ることをおっしゃる。笑顔で同調。藩さんは17歳、邱さんは20歳だそうだ。こちらはアメリカ同様、9月始業なので今は夏休みのバイトといったところか。楽しく筆談会話を楽しんだ後、まだ見ていない観光スポット巡りへ。台南城の正門「大南門址」、5人の妃を祀る「五妃廟」、台湾の英雄・鄭成功を祀る「延平郡王祠」、静かなたたずまいの「法華寺」を歩いてまわり、台南駅に。これから高雄へ向かう。時間はもうすぐ4時。窓口で「自強号」という特急の切符を求めたが、通じず普通電車の切符を渡される。69元。4時4分出発。近距離路線のためか、情緒とは無縁で通勤通学といった雰囲気だ。2駅で特急に追い抜かれた後、5時11分高雄に到着。
早速、宿探し。駅前に安い旅館があるようなので、散策。初め行った新源大旅館、部屋がせまく窓がないのでパス。隣の華賓旅館へ。まず部屋チェック。窓側なのだが、シャワーの止め金が故障している。すると隣の部屋に案内してくれた。こちらは大丈夫。1泊600元。2泊分払う。なぜかテレビのリモコンを渡される。初め意味が分からなかったが、どうやら部屋のテレビ用らしい。テレビをつける。今日は大丈夫なようで、いろんなチャンネルが映る。「早速街へ」と思ったが、疲れたので宿のおばちゃんに「足裏マッサージ、近所にありませんか?」と聞いてみる。近くにあるらしい。おばちゃんの後をついていく。入口は真っ暗。おばちゃんがインターホンを鳴らす。反応なし。しばらく待つと反応があった。待っても出てこないので、あきらめて他を探そうとしていたところ、ようやくマッサージ師登場。中に入れと手招きする。一番奥の部屋に入るとベットが二つ並んでいる。漢字メニューを見ながら「足裏」と書いたところを指す。400元。靴下を脱いで横になる。少し痛いが気持ちいい。寝そうになる。しかし、このマッサージ師はとんでもない奴だった。足裏が終わるとふくらはぎ、太ももと上に手があがってくる。気が付くと師は上半身裸になっている。そのうち股間に近づいてくるではないか。そういう趣味はないので拒否。「上半身のマッサージはいいのか?」とニヤニヤしてる。気持ち悪いのでお金を払って退散した。
気分を入れ替えて高雄散策へ。とりあえず高雄のランドマーク、85階立てのビルを目指す。高雄の車線は片側5車線でうち1車線は原チャリ専用レーン。とにかく広い。85階ビルにはなかなか着かない。途中、喫茶店でアイスコーヒーを飲み、屋台で豚の腸詰めをほうばりながら、やっと到着。ビルは地下1階から地上8階まで日本の大丸百貨店が入居。その上3フロアが占い専門。あとは高級ホテルがてっぺん近くまであるらしいが、確認していない。でかすぎてそんな気力もなく、またアイスコーヒーを飲む。その後、本屋で台湾プロ野球の雑誌を発見し購入。タクシーで六合夜市に向かう。今日はまともなご飯はチャーハンのみなので、腹も減ってきた。夜8時を回り、家族連れら大勢でにぎわっている。まず、鶏肉どんぶりの屋台を攻める。まあまあの味。スイカジュースを飲みながら再び散策。
次はバイコー麺。こちらは骨付き豚肉とダイコンがのっていて美味しい。台湾の屋台は量が少ないので、はしごが可能。でも私は満腹状態なので、近くの南華路夜市というファッション関係の店がところ狭しと並ぶところに向かう。でも女性ものばかりで通りすぎた。もう汗だくだくなので帰ることにする。シャワーも浴びたい。なにより足にマメができてきた。暗い裏道を通って旅館へ。夜のお供、缶ウーロン茶を買って帰る。シャワーが心地よく、さっぱりしたところでウーロン茶をグビッ。就寝。
続く。
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